えいたんごクイズ

比較の重要構文 — 倍数・the比較級・no more than

高校英語の比較では、単に「より〜」と訳すだけでは読めない表現が増えます。何を比べているか、数量の上限・下限なのか、話し手の評価なのかを分けると整理できます。比較級そのものの作り方は比較級・最上級の基礎を参照してください。

倍数はas ... asの前に置く

「AはBの2倍の長さだ」は A is twice as long as B.。2倍は twice、3倍以上は three times、four times のように表します。as と as の間は原級です。

  • This rope is three times as long as that one.
    このロープはあのロープの3倍の長さです。
  • My bag is half as heavy as yours.
    私のかばんの重さはあなたのかばんの半分です。
  • This room is twice the size of that room.
    この部屋はあの部屋の2倍の広さです。→ 倍数+the+大きさを表す名詞+of

名詞の数・量を比べる場合は twice as many+複数名詞+as、twice as much+不可算名詞+as にします。

We planted twice as many trees as last year.

私たちは去年の2倍の本数の木を植えました。manyの後ろにtreesを置く語順がポイントです。

「3倍」と明確に伝える練習では three times as long as を使いましょう。three times longer than のような言い方は倍数の解釈が揺れることがあるため、数値を正確に示す場面では避けると安全です。

the比較級 ... , the比較級 ... は「〜すればするほど」

2つの変化が連動する形です。the+比較級をそれぞれ前に出し、必要な主語・動詞を続けます。疑問文の倒置にはしません。

The more carefully you read, the fewer mistakes you make.

注意深く読めば読むほど、間違いは少なくなります。前半は副詞carefully、後半は名詞mistakesの数を比べています。

The more books you read, the more words you learn.

本を読めば読むほど、多くの単語を学びます。more books / more wordsのように、比較する名詞もまとめて前に置きます。

比較級and比較級は「ますます〜」

The days are getting shorter and shorter.(日はますます短くなっています)のように、1つの変化の進行を表します。moreを使う語なら The story became more and more interesting.(物語はますます面白くなりました)です。ここでは比較対象をthanで続けません。

the taller of the two は「2人のうち背が高い方」。Rina is the taller of the two sisters.(リナは2人姉妹のうち背が高い方です)のtheは、2人の中から一方を特定しています。「〜すればするほど」の構文と混同しないようにしましょう。

数量のno more than・not more thanを比べる

まず more than=〜より多い、less than=〜より少ないを確認します。notで否定すると、それぞれ「〜以下」「〜以上」です。一方、noを使う形では少なさ・多さを強調することがあります。

20を例にした数量比較の代表的な読み方
表現読み方着目点
not more than 20多くても20・20以下上限
no more than 20わずか20・20しか(または20以下)少なさの強調、または上限
not less than 20少なくとも20・20以上下限
no less than 2020も(または20以上)多さの強調、または下限

Only a few people came. There were no more than twenty.(来た人はわずかで、20人しかいませんでした)では少なさを強調しています。しかし、Use no more than twenty words.(20語以内で書きなさい)は上限の指示で、ぴったり20語という意味ではありません。

She read no less than twenty books during the holiday.(彼女は休暇中に20冊も本を読みました)では多さへの驚きが表れます。noの有無だけで数量が必ずぴったり決まる、とは覚えないでください。

no more A than Bとnot so much A as B

X is no more A than Y is B. は、YがBでないことを引き合いに出して、XもAではないと述べる使い方があります。数字の「〜以下」とは構造を分けて読みます。

A robot is no more a human than a toy car is a real car.

おもちゃの車が本物の車でないのと同じく、ロボットも人間ではありません。後半の分かりやすい否定を、前半の説明に使っています。

not so much A as B は「AというよりむしろB」。AとBには、名詞同士など対応する形を置きます。

This is not so much a test as a chance to practice.

これは試験というより、練習の機会です。This is a chance to practice rather than a test. とすると、rather thanの前後で並びが逆になります。

最上級相当表現:比較する範囲をそろえる

最上級の内容を、比較級や原級で表すこともできます。次の例は、あるクラスでケンが単独でいちばん背が高い場面です。

  • Ken is the tallest student in his class.
  • Ken is taller than any other student in his class.
  • No other student in his class is as tall as Ken.

any other+単数名詞のotherは、自分自身を比較対象から除くために必要です。比較範囲もin his classでそろえます。単なるthe tallestは文脈次第で同率を含み得るのに対し、上の比較級・原級の文は他の生徒が同じ高さである可能性も除いています。実際の文章ではこの差にも注意しましょう。

理解度チェック

Q1.「このロープはあのロープの2倍の長さだ」:This rope is (as / twice / long / as) that one. 並べ替えてください。

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This rope is twice as long as that one.

倍数は最初のasの前、asの間は原級longです。

Q2.「たくさん練習すればするほど、上手になる」:(more / the / practice / you), the better you get.

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The more you practice, the better you get.

the+比較級を前に置き、you practiceの語順を保ちます。

Q3. Use no more than fifty words. は、必ず50語で書くという指示ですか?

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いいえ。「50語以内で」という上限の指示です。no more thanが常に数量ぴったりを表すわけではありません。

Q4. This is not so much a test as a chance to practice. を rather than で書き換えてください。

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This is a chance to practice rather than a test.

重視するBをrather thanの前へ移します。

Q5. ケンがクラスで単独でいちばん背が高いとき、Ken is taller than any (other / others) student in his class. の正解は?

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other。any other+単数名詞で、ケン以外のどの生徒よりも背が高いと表します。

文法と一緒に英単語を定着させよう

例文で理解した単語を、レベルに合ったクイズで繰り返し練習できます。