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英検準2級プラスとは?準2級・2級との違いをやさしく解説

英検準2級プラスは、公益財団法人 日本英語検定協会が2025年度第1回検定(2025年5月)から導入した実用英語技能検定の新設級です。1994年の準2級新設以来、31年ぶりの新しい級として大きな話題になりました。準2級と2級の間に位置し、高校上級レベルの英語力を測ります。

この記事では、協会の公式発表と公式サイトをもとに、準2級プラスが従来の準2級・2級とどう違うのかを中心に整理します。受験を検討している中高生・保護者の方は、級の選び方の参考にしてください。

えいたんごクイズの収録状況: 準2級プラスに特化した単語リストは現在収録準備中です。準2級と2級の中間レベルにあたるため、当面は英検準2級の英単語一覧英検2級の英単語一覧の併用をおすすめします。

そもそも準2級プラスって何?

日本英語検定協会が発表した準2級プラスの位置付けは、次のとおりです(公式サイトより)。

身近な社会的な話題について、概要や要点、詳細を理解したり、情報や自身の考えを多様な語句を用いながら詳細に伝えることができる。

キーワードは「身近な社会的な話題」と「多様な語句を用いる」の2つです。準2級では家族・学校・買い物など個人的な話題が中心ですが、準2級プラスでは社会・環境・教育といった一段抽象的なテーマが扱われ、表現の幅も問われるようになります。

なぜ新設されたのか

準2級と2級の間には大きな学力ギャップがあり、準2級合格者が2級に到達するまでに2年近くかかるケースが多いことが指摘されてきました。協会はこの間に「足がかり級」を設けることで、学習者が段階的にステップアップできるよう設計したと説明しています。

試験スケジュールと試験時間

準2級プラスは2025年度第1回検定からすでに実施されており、年3回の英検(従来型)スケジュールに含まれています。試験時間は協会の公式発表(2025年3月7日付)で確定しています。

初回試験 2025年度 第1回検定(2025年5月実施)
一次試験 開始時間 午前10:10(着席9:30 / 入場開始8:50)
筆記(R + W) 85分(準2級の80分より5分長い)
リスニング 約25分
二次試験 午後実施 / 英語面接 約7分
過去問 2025年度第1〜3回の問題冊子・リスニング音源・解答が公式サイトでダウンロード可能

準2級との違い

「準2級に合格したばかり、次は準2級プラス?それとも飛ばして2級?」と迷う方が多いポイントです。準2級と準2級プラスの主な違いは次の通りです。

項目 準2級 準2級プラス
推奨レベル 高校中級程度 高校上級程度
扱う話題 日常生活・趣味・買い物など 身近な社会的話題(環境・教育など)
語彙 約3,600語 準2級と2級の中間(公式数値未公表)
筆記時間 80分 85分(+5分)
CSEスコア範囲 1400〜1799 1550〜1949
CEFR対応 A1〜A2 A1〜A2(上位)

準2級でつかった基礎を土台に、抽象度の高いテーマと多様な表現に挑戦するのが準2級プラスです。準2級合格直後の自然な次のステップとして設計されています。

2級との違い

一方で、「2級と何が違うの?同じ85分の筆記だし、両方受ける必要ある?」という疑問もあります。違いをまとめると次のようになります。

項目 準2級プラス 2級
推奨レベル 高校上級程度 高校卒業程度
扱う話題 身近な社会的話題 幅広い社会的・時事的話題
語彙 準2級と2級の中間 約5,100語
筆記時間 85分 85分(同じ)
CSEスコア範囲 1550〜1949 1700〜2199
CEFR対応 A1〜A2(上位) A2〜B1

試験時間は同じ85分ですが、2級では時事性・抽象性のあるテーマと、より広範な語彙が要求されます。準2級プラスで「身近な社会的話題」を扱う訓練を積んでから2級に進むのが、協会が想定する自然な道のりです。

準2級→準2級プラス→2級 — 接続イメージ

準2級プラスを挟むことで、高校英語の到達ステップは次のように整理されます。

1

準2級(高校中級程度)

日常生活・趣味・買い物など個人的な話題が中心。語彙約3,600語。

↓ 抽象度を上げる
2

準2級プラス(高校上級程度)2025年新設

身近な社会的話題(環境・教育など)。多様な語句で詳細に伝える力。

↓ 時事・抽象テーマへ
3

2級(高校卒業程度)

幅広い社会的・時事的話題。語彙約5,100語。大学入試で評価される目安。

これまで準2級と2級の間には「2年近くかかる」と言われる学習ギャップがありました。準2級プラスを途中に挟むことで、半年〜1年単位で次の目標が見える設計に変わります。

出題内容と問題構成

一次試験はリーディング・ライティング・リスニングの3技能、二次試験は対面でのスピーキング面接です。一次の問題数は2級と同じ31問構成と報じられています。

リーディング

短文・会話・長文の空所補充や内容一致。身近な社会的テーマの英文を読みこなす力が問われます。

ライティング

準2級から大幅に強化されたセクション。意見論述に加え、要約問題も出題され、構成力と語彙の運用力が必須です。

リスニング

会話・短いパッセージの聞き取り。準2級より読み上げ速度がやや上がり、内容も身近な社会的話題に拡張されます。

スピーキング(二次試験)

英語面接 約7分。パッセージ音読・質疑応答・自身の意見を述べる問題で、即興で論理的に話す力が試されます。

※ 各セクションの細かな問題数や合格基準スコアは協会の公式情報をご確認ください。試験は2025年度第1〜3回まで実施済みで、過去問が公式サイトで公開されています。

どう対策すればいい?

準2級プラスは新設級ということもあり、専用の参考書や単語集が出揃うまでに時間がかかります。協会の公式情報をベースに、現実的な対策の優先順位を整理します。

  • 準2級の語彙を完全に固める — 準2級プラスの土台はあくまで準2級です。約3,600語の頻出語を例文ごと押さえることが最優先。
  • 2級の頻出語に少しずつ手を伸ばす — 準2級プラスの語彙は「準2級と2級の中間」とされます。2級単語集の前半(頻出語)に取り組むと、本番の上位語に対応しやすくなります。
  • 身近な社会的トピックに慣れる — 環境・教育・健康・テクノロジーなど。NHKラジオ英会話や英語ニュースの中学・高校生向けコンテンツが有効です。
  • ライティングの型を身につける — 意見論述・要約は準2級から大きく難化します。型のある教材で反復練習を。
  • 過去問を1セット解く — 公式サイトに2025年度第1〜3回が公開されているので、まず1セット解いて感触をつかむのが最短ルートです。

準2級・2級の語彙から地道に

準2級プラス専用の単語リストはえいたんごクイズで収録準備中です。当面は準2級と2級の英単語ページを併用してください。

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参考(公式情報)

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