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英検6級・7級とは?5級・英検Jr.との違いをやさしく解説

公開:2026年5月6日 / 最終更新:2026年6月28日 最新の協会発表(速報第5弾=検定料決定/問題形式の一部公開)を反映済み。新情報が出るたびに更新しています。

公益財団法人 日本英語検定協会は、2025年11月27日に実用英語技能検定(英検 従来型)に「6級」と「7級」を新設することを発表しました。初回試験は2026年度第3回検定(2027年1月実施予定)。これまで5級〜1級の7段階だった英検は、6級・7級が加わって全9段階に再編されます。

この記事では、協会の公式発表(速報第1弾〜第5弾)をもとに、新しい級が従来の5級・英検Jr.(児童英検)とどう違うのかを中心に整理します。検定料は2026年4月に確定(6級1,500円/7級1,000円・税込)。サンプルテストは2026年夏頃に公開予定で、本記事も新情報が出次第アップデートしていきます。

注意: 本記事の内容は2026年6月時点で日本英語検定協会から公開されている情報(速報第1弾〜第5弾)に基づきます。検定料は確定しましたが、試験時間・問題数・合格基準・出題語彙・申込方法の詳細などはまだ正式発表されていません。最新情報は英検協会公式サイトをご確認ください。

そもそも英検6級・7級って何?

英検6級・7級は、これまで「5級が最も基礎の級」だった英検の体系に、よりやさしいスタートラインとして追加される2つの新しい級です。位置付けは次のとおりです。

公式の対象レベル 想定される学年
7級新設 小学校初級〜中学年程度 小学3〜4年生
6級新設 小学校卒業程度〜中学校入門期 小学5〜6年生
5級 中学初級程度 中学1年
4級 中学中級程度 中学2年

背景にあるのは、小学生の英検受験者の急増です。協会の『統合報告書2025』によると、2024年度に英検を受験した小学生は約37.6万人(375,991人)で、この10年で約1.5倍。とくに中位級の伸びが大きく、3級は約1.9倍、準2級は約2倍に増えています。いまや英検受験者の約1割が小学生です。2020年度の学習指導要領改訂で小学3年生から外国語活動が始まり、5・6年生で英語が正式教科になったこと、そして中学受験での英検優遇校の拡大が、この流れを後押ししています。一方で英検5級は「中学初級程度」を対象としているため、小学生にとってハードルが高いケースもありました。6級・7級は、その橋渡しとして設計されています。

試験スケジュールと受験形態

初回発表 2025年11月27日(協会公式 速報第1弾)
初回試験 2026年度 第3回検定(2027年1月実施予定)
検定料 6級 1,500円 / 7級 1,000円(税込)速報第5弾(2026年4月3日)で確定
サンプルテスト公開 2026年度夏頃(協会ウェブサイト予定)
受験形態 コンピューターまたはタブレットを用いたオンライン受験を取り入れる予定(速報第2弾)。初回は学校・塾などの団体を通じた「準会場」での実施を予定(速報第5弾)
出題技能 リーディング・リスニング(公開済みサンプル時点)
特徴 問題の指示文の漢字にはすべてルビが振られる(小学生対象のため)
未発表の項目 試験時間・問題数・合格基準・出題語彙数・申込方法の詳細

英検5級との違い

最も気になるのが「5級と何がどう違うのか」という点でしょう。公式情報で判明している範囲で並べると、次のように整理できます。

項目 7級(新設) 6級(新設) 5級
対象レベル 小学校中学年 小学校卒業〜中学入門 中学初級
受験形態 PC・タブレット
(オンライン)
PC・タブレット
(オンライン)
紙の従来型 / S-CBT
指示文のルビ あり あり なし
出題技能 リーディング・リスニング リーディング・リスニング リーディング・リスニング
(録音スピーキングは任意)
出題内容の中心 単文・身近な名詞 短いまとまった英文・日常会話 be動詞・基本動詞・現在進行形などを含む短文
合否判定 あり あり あり

ポイントは3つあります。(1) 6級・7級はオンライン受験を前提とした新しい受験形態であること、(2) 指示文の漢字にルビが振られるなど小学生に配慮した設計であること、(3) それでも合否判定はあるため、英検Jr.のような「到達度確認」ではなく「合格・不合格を伴う段階的な目標」として機能すること、です。

英検Jr.(児童英検)との違い

「うちの子はもう英検Jr.を受けているから、わざわざ6級・7級を受ける必要はあるの?」という疑問もあるはずです。両者は対象年齢が重なりますが、性格がまったく異なるテストです。

項目 英検Jr. 英検6級・7級
位置付け 英語に親しむための到達度テスト 実用英語技能検定の正式な級
グレード BRONZE / SILVER / GOLD 7級 / 6級
合否判定 なし(正答率を%で表示) あり(合格・不合格)
主なスキル リスニング中心
(音声・イラスト)
リーディング・リスニング
読み書き 英文を読む比重は低い 短いまとまった英文を読む
対象年齢の目安 未就学児〜小学校中学年 小学校中学年〜高学年
入試での活用 基本的にはなし 英検(従来型)の枠組みで活用される可能性

端的に言えば、英検Jr.は「英語に楽しく触れる」ためのテストで、合否を競うものではありません。一方の英検6級・7級は「英語を読んで合格する」ことを目指すテストです。文字を読む段階に進んだお子さんが、英検Jr.GOLDの後の自然なステップとして6級・7級を受ける、という設計になっています。

英検Jr.→6・7級→5級 — 接続イメージ

新しい級が加わったことで、英語学習のスタートからの道のりは次のように整理できます。

1

英検Jr. BRONZE → SILVER → GOLD

音声とイラストで英語に親しむ。読み書きはまだほとんど扱わない。合否なし。

↓ 文字を読み始める
2

英検7級(小学校中学年想定)新設

単文と身近な語彙を、イラストと結びつけて読む・聞く。指示文にはルビあり。

↓ まとまった英文を読み始める
3

英検6級(小学校卒業〜中学入門想定)新設

数文のまとまった英文と日常会話。リスニングでは「自然なやり取り」を判断する。

↓ 中学英文法へ
4

英検5級(中学初級程度)

be動詞・一般動詞・疑問文・現在進行形など中学1年の文法を含む語彙約600語。

これまでは英検Jr.GOLD ↔ 英検5級の間にギャップがありました。「音声中心の英検Jr.は卒業したけれど、5級の文法問題はまだ早い」――そういう小学生にとって、6級・7級はちょうど良いステップとして機能することが期待されています。

公式が公開している出題形式の例

協会の速報第3弾(2026年1月30日)・第4弾(2026年2月27日)で、各級のリーディング・リスニングがそれぞれ1形式ずつ・解答つきで公開されました。以下は公式発表どおりの内容です(出題のイメージをつかむのに役立ちます)。残りの形式や問題数・配点・合格基準はまだ未公開で、サンプルテスト(2026年夏頃公開予定)や公式の「英検6級・7級メールマガジン」で順次先行公開される予定です。

7級 リーディング

英文を読み、イラストの内容をあらわすものを選ぶ

イラストの内容をあらわす英文を、a〜c の中から1つえらびなさい。(イラストは野球帽を気に入っている少年)

  • a. I like my new baseball cap very much.
  • b. I want to be a famous singer.
  • c. I have a piano lesson on Sunday.

解答:a

7級 リスニング

イラストについての質問を聞き、答えとして適切なものを選ぶ(英文は2回読まれる)

《スクリプト》 What time do you eat breakfast?

  • 1. I eat breakfast every morning.
  • 2. I eat bread for breakfast.
  • 3. I eat breakfast at seven.

解答:3 —「何時に食べる?」という時刻の質問には「at seven(7時に)」が自然。

6級 リーディング

まとまりのある英文を読み、その内容を適切に表すイラストを選ぶ

英文の内容をいちばんよくあらわしているイラストを、1〜3 の中から1つえらびなさい。

On Sunday, I went to the aquarium with my brother. We saw sharks! I ate ice cream, too. It was fun.

解答:1(水族館でサメを見た場面のイラスト)

6級 リスニング

日常的な場面の複数の会話を聞き、もっとも自然なやり取りを選ぶ

a〜c の3つの会話を聞いて、内容がいちばん自然なものを1つえらびなさい。(速報第4弾では次の4問が公開されています)

(1)

  • a. This is my new bag. / I am happy.
  • b. This is my new bag. / I like the color.
  • c. This is my new bag. / She is at school.

解答:b —「新しいバッグだよ」には「色が好き」と返すのが自然。

(2)

  • a. I don’t like math. / It is a book.
  • b. I don’t like math. / I am a student.
  • c. I don’t like math. / It is very difficult.

解答:c —「数学が苦手」には理由を述べる「とても難しい」が自然。

(3)

  • a. It’s sunny today. / I am ten years old.
  • b. It’s sunny today. / Yes, she is.
  • c. It’s sunny today. / Let’s go to the park.

解答:c —「今日は晴れ」には「公園へ行こう」と提案するのが自然。

(4)

  • a. I am very hungry. / Let’s eat some bread.
  • b. I am very hungry. / Nice to meet you.
  • c. I am very hungry. / He is a teacher.

解答:a —「お腹がすいた」には「パンを食べよう」と返すのが自然。

※ 上記は速報時点の案であり、選択肢の数等は今後変更になる可能性があります。

いまから何を準備すればいい?

試験時間・問題数・出題語彙はまだ正式発表されていませんが、公開されたサンプルから判断する限り、6級・7級で問われる語彙の中心は「身の回りの基本語」です。bag、cap、singer、aquarium、shark、ice cream、breakfast、piano lesson……といった日常名詞と、be / have / want / eat / go / like などの基本動詞です。

現時点では、英検5級の頻出語彙を一通り読み・聞きできるようにするのが最も再現性の高い準備になります。5級の語彙は約600語で、6級・7級の出題範囲を内包する形になると想定されるためです。

  • イラストや音声と結びつけて覚える — 6級・7級の出題はイラスト連動が中心。日本語訳だけ覚えても点が伸びにくい設計です。
  • 短い英文を声に出して読む — 6級リーディングでは「数文のまとまった英文」が登場します。普段から音読しておくとスムーズです。
  • 会話の自然さに慣れる — 6級リスニングは「不自然な応答を消す」タイプの問題。挨拶・質問・誘いの定番パターンを意識的に増やしましょう。
  • パソコン・タブレットでの操作に慣れる — オンライン受験前提のため、紙とは異なる選択方式に事前に触れておくと安心です。

英検5級の単語から始めよう

6級・7級の正式な単語リストはまだ未公開ですが、5級の頻出語彙を押さえておけば下位級は安全圏です。えいたんごクイズなら、5級の英単語を例文・発音つきで無料学習できます。

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参考(公式情報)

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