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英検6級・7級は導入延期に。いつから?レベル・5級との違いをやさしく解説

公開:2026年5月6日 / 最終更新:2026年8月4日 2026年7月31日発表の導入延期と、文部科学省・外国語ワーキンググループの取りまとめ案公表(2026年8月3日)まで反映済み。新しい導入時期が発表され次第、本記事を更新します。

【2026年7月31日発表】英検6級・7級の導入は延期されました: 当初は2026年度第3回検定(2027年1月)から実施予定でしたが、日本英語検定協会は導入時期の延期を発表しました。新しい導入時期は未定で、2027年1月には実施されません。すでに発表されていた問題形式・検定料も、導入時期の再設定にあわせて見直される予定です。詳しくは延期の内容と理由をご覧ください。

公益財団法人 日本英語検定協会は、2025年11月27日に実用英語技能検定(英検 従来型)に「6級」と「7級」を新設することを発表していました。当初の初回試験は2026年度第3回検定(2027年1月実施予定)でしたが、2026年7月31日に導入延期が発表され、新しい実施時期は未定となっています。英検は2025年度に準2級プラスが新設され、現在は5級から1級までの8段階。6級・7級が導入されれば全10段階になります。

この記事では、協会の公式発表(速報第1弾〜第5弾、および2026年7月31日の導入延期のお知らせ)をもとに、延期の理由と今後の見通し、そして新しい級が従来の5級・英検Jr.(児童英検)とどう違うのかを整理します。本記事は新情報が出次第アップデートしていきます。

注意: 本記事の内容は2026年8月時点で日本英語検定協会から公開されている情報(速報第1弾〜第5弾、導入延期のお知らせ)に基づきます。レベル・出題形式・検定料などの記載は延期前に発表された内容であり、導入時期の再設定にあわせて見直される可能性があります。最新情報は英検協会公式サイトをご確認ください。

【2026年7月31日発表】導入延期の内容と理由

日本英語検定協会は2026年7月31日、2026年度第3回検定からの新設を予定していた英検6級・7級について、導入時期を延期すると発表しました。発表のポイントは次の3つです。

  • 新しい導入時期は未定 — 次期学習指導要領に関する審議の動向などを踏まえて検討し、決まり次第、協会ウェブサイトとプレスリリースで案内されます。
  • 既発表の問題形式・検定料は見直し予定 — 速報第3弾〜第5弾で公表されていた出題形式や検定料(6級1,500円/7級1,000円・税込)は、導入時期の再設定にあわせて見直されます。
  • 2027年1月には実施されない — 当初予定していた2026年度第3回検定での初回実施はなくなりました。

延期の背景にあるのは、次期学習指導要領をめぐる国の審議です。2024年12月に文部科学大臣が中央教育審議会へ次期学習指導要領に関する諮問を行い、2025年9月には教育課程部会に「外国語ワーキンググループ」が設置され、小学校段階を含む外国語教育の目標・内容の在り方が具体的に審議されています。協会の発表によると、2026年6月18日の第13回会合では、外国語によるコミュニケーションなどに興味・関心を持つ態度を養う方針や、小学校から中学校への円滑な接続に向けて話題・活動・指導事項を段階的に示す方針など、これまでの議論のまとめ案が審議されました。いずれも「小学生の英語力をどう定義し、どう段階分けするか」という、6級・7級のレベル設定や出題内容の設計に直結する論点です。協会はこの審議の帰結を見極め、「そこに示される英語能力観を踏まえた設計の見直しが不可欠」と判断した、と説明しています。

国の審議はすでに取りまとめ段階に入っており、外国語ワーキンググループの取りまとめ案(会議後修正版)が2026年8月3日に公表されました。今後、これらを踏まえた中央教育審議会としての答申がまとめられ、次期学習指導要領に反映されていく見込みです。6級・7級の新しい導入時期も、この国側のスケジュールと連動して決まっていくと考えられます。

当サイトの見方(公式発表ではありません): 完全なサンプルテストは「2026年夏頃公開予定」とされたまま公開されずに延期発表に至り、既発表の問題形式・検定料までが見直し対象とされました。このことから、今回の延期は単なる日程の順延ではなく、次期学習指導要領が示す英語能力観と整合させるために、出題内容・級設計そのものを作り直す仕切り直しと見るのが自然です。協会は一貫して「その時々の学習指導要領の英語能力観を踏まえた出題」を掲げており、指導要領との整合が最優先になっていると読み取れます。

つまり中止ではなく、新しい学習指導要領に合わせて設計し直すための延期です。本記事では以降、延期前に発表されていたレベル・出題形式などを「参考情報」として残しています(今後変更される可能性があります)。

そもそも英検6級・7級って何?

英検6級・7級は、これまで「5級が最も基礎の級」だった英検の体系に、よりやさしいスタートラインとして追加される予定の2つの新しい級です(導入時期は延期され未定)。延期前の発表に基づく位置付けは次のとおりです。

公式の対象レベル 想定される学年
7級新設予定 小学校初級〜中学年程度 小学3〜4年生
6級新設予定 小学校卒業程度〜中学校入門期 小学5〜6年生
5級 中学初級程度 中学1年
4級 中学中級程度 中学2年

背景にあるのは、小学生の英検受験者の急増です。協会の『統合報告書2025』によると、2024年度に英検を受験した小学生は約37.6万人(375,991人)で、この10年で約1.5倍。とくに中位級の伸びが大きく、3級は約1.9倍、準2級は約2倍に増えています。いまや英検受験者の約1割が小学生です。2020年度の学習指導要領改訂で小学3年生から外国語活動が始まり、5・6年生で英語が正式教科になったこと、そして中学受験での英検優遇校の拡大が、この流れを後押ししています。一方で英検5級は「中学初級程度」を対象としているため、小学生にとってハードルが高いケースもありました。6級・7級は、その橋渡しとして設計されています。

試験スケジュールと受験形態

初回発表 2025年11月27日(協会公式 速報第1弾)
導入延期の発表 2026年7月31日。次期学習指導要領の審議動向などを踏まえた級設計の見直しのため
初回試験 未定(導入延期のため)。当初は2026年度第3回検定(2027年1月)の予定だったが、この日程での実施はなくなった
検定料 速報第5弾(2026年4月3日)で6級 1,500円 / 7級 1,000円(税込)といったん決定 → 導入時期の再設定にあわせて見直し予定
サンプルテスト公開 当初2026年夏頃を予定 → 延期に伴い公開時期未定(2026年8月時点で未公開)
試験日・申込方法 未定。新しい導入時期の決定後に案内される見込み
受験形態(延期前の発表) コンピューターまたはタブレットを用いたオンライン受験を取り入れる予定(速報第2弾)。初回は学校・塾などの団体を通じた「準会場」での実施を予定(速報第5弾)。いずれも見直しの可能性あり
出題技能(延期前の発表) リーディング・リスニング(公開済みサンプル時点)
特徴(延期前の発表) 問題の指示文の漢字にはすべてルビが振られる(小学生対象のため)
未定の項目 導入時期・試験日・試験時間・問題数・合格基準・出題語彙数・申込方法の詳細(既発表の問題形式・検定料も見直し予定)

英検5級との違い

最も気になるのが「5級と何がどう違うのか」という点でしょう。延期前の公式発表(速報第1弾〜第5弾)で判明している範囲で並べると、次のように整理できます(級設計の見直しにより変わる可能性があります)。

項目 7級(新設予定) 6級(新設予定) 5級
対象レベル 小学校中学年 小学校卒業〜中学入門 中学初級
受験形態 PC・タブレット
(オンライン予定)
PC・タブレット
(オンライン予定)
紙の従来型 / S-CBT
指示文のルビ あり あり なし
出題技能 リーディング・リスニング リーディング・リスニング リーディング・リスニング
(録音スピーキングは任意)
出題内容の中心 単文・身近な名詞 短いまとまった英文・日常会話 be動詞・基本動詞・現在進行形などを含む短文
合否判定 あり あり あり

ポイントは3つあります。(1) 6級・7級はコンピューターまたはタブレットを用いたオンライン受験方式を取り入れる予定であること(紙による受験の有無を含む詳細は正式発表待ち)、(2) 指示文の漢字にルビが振られるなど小学生に配慮した設計であること、(3) それでも合否判定はあるため、英検Jr.のような「到達度確認」ではなく「合格・不合格を伴う段階的な目標」として機能すること、です。

英検Jr.(児童英検)との違い

「うちの子はもう英検Jr.を受けているから、わざわざ6級・7級を受ける必要はあるの?」という疑問もあるはずです。両者は対象年齢が重なりますが、性格がまったく異なるテストです。

項目 英検Jr. 英検6級・7級
位置付け 英語に親しむための到達度テスト 実用英語技能検定の正式な級
グレード BRONZE / SILVER / GOLD 7級 / 6級
合否判定 なし(正答率を%で表示) あり(合格・不合格)
主なスキル リスニング中心
(音声・イラスト)
リーディング・リスニング
読み書き 英文を読む比重は低い 短いまとまった英文を読む
対象年齢の目安 未就学児〜小学校中学年 小学校中学年〜高学年
入試での活用 基本的にはなし 英検(従来型)の枠組みで活用される可能性

端的に言えば、英検Jr.は「英語に楽しく触れる」ためのテストで、合否を競うものではありません。一方の英検6級・7級は「英語を読んで合格する」ことを目指すテストです。文字を読む段階に進んだお子さんが、英検Jr.GOLDの後の自然なステップとして6級・7級を受ける、という設計になっています。

英検Jr.→6・7級→5級 — 接続イメージ

新しい級が加わったことで、英語学習のスタートからの道のりは次のように整理できます。

1

英検Jr. BRONZE → SILVER → GOLD

音声とイラストで英語に親しむ。読み書きはまだほとんど扱わない。合否なし。

↓ 文字を読み始める
2

英検7級(小学校中学年想定)新設予定

単文と身近な語彙を、イラストと結びつけて読む・聞く。指示文にはルビあり。→ 英検7級の単語一覧・無料クイズ英検7級の難易度と勉強法

↓ まとまった英文を読み始める
3

英検6級(小学校卒業〜中学入門想定)新設予定

数文のまとまった英文と日常会話。リスニングでは「自然なやり取り」を判断する。→ 英検6級の単語一覧・無料クイズ英検6級の難易度と勉強法

↓ 中学英文法へ
4

英検5級(中学初級程度)

be動詞・一般動詞・疑問文・現在進行形など中学1年の文法を含む語彙約600語。

これまでは英検Jr.GOLD ↔ 英検5級の間にギャップがありました。「音声中心の英検Jr.は卒業したけれど、5級の文法問題はまだ早い」――そういう小学生にとって、6級・7級はちょうど良いステップとして機能することが期待されています。

公式が公開している出題形式の例

協会の速報第3弾(2026年1月30日)・第4弾(2026年2月27日)で、各級のリーディング・リスニングがそれぞれ1形式ずつ・解答つきで公開されました。以下は公式発表どおりの内容です(出題のイメージをつかむのに役立ちます)。なお、完全なサンプルテストは2026年夏頃公開予定とされていましたが、導入延期(2026年7月31日発表)に伴い公開時期は未定となり、既公開の問題形式も導入時期の再設定にあわせて見直される予定です。

7級 リーディング

英文を読み、イラストの内容をあらわすものを選ぶ

イラストの内容をあらわす英文を、a〜c の中から1つえらびなさい。(イラストは野球帽を気に入っている少年)

  • a. I like my new baseball cap very much.
  • b. I want to be a famous singer.
  • c. I have a piano lesson on Sunday.

解答:a

7級 リスニング

イラストについての質問を聞き、答えとして適切なものを選ぶ(英文は2回読まれる)

《スクリプト》 What time do you eat breakfast?

  • 1. I eat breakfast every morning.
  • 2. I eat bread for breakfast.
  • 3. I eat breakfast at seven.

解答:3 —「何時に食べる?」という時刻の質問には「at seven(7時に)」が自然。

6級 リーディング

まとまりのある英文を読み、その内容を適切に表すイラストを選ぶ

英文の内容をいちばんよくあらわしているイラストを、1〜3 の中から1つえらびなさい。

On Sunday, I went to the aquarium with my brother. We saw sharks! I ate ice cream, too. It was fun.

解答:1(水族館でサメを見た場面のイラスト)

6級 リスニング

日常的な場面の複数の会話を聞き、もっとも自然なやり取りを選ぶ

a〜c の3つの会話を聞いて、内容がいちばん自然なものを1つえらびなさい。(速報第4弾では次の4問が公開されています)

(1)

  • a. This is my new bag. / I am happy.
  • b. This is my new bag. / I like the color.
  • c. This is my new bag. / She is at school.

解答:b —「新しいバッグだよ」には「色が好き」と返すのが自然。

(2)

  • a. I don’t like math. / It is a book.
  • b. I don’t like math. / I am a student.
  • c. I don’t like math. / It is very difficult.

解答:c —「数学が苦手」には理由を述べる「とても難しい」が自然。

(3)

  • a. It’s sunny today. / I am ten years old.
  • b. It’s sunny today. / Yes, she is.
  • c. It’s sunny today. / Let’s go to the park.

解答:c —「今日は晴れ」には「公園へ行こう」と提案するのが自然。

(4)

  • a. I am very hungry. / Let’s eat some bread.
  • b. I am very hungry. / Nice to meet you.
  • c. I am very hungry. / He is a teacher.

解答:a —「お腹がすいた」には「パンを食べよう」と返すのが自然。

※ 上記は延期前の速報時点の案です。協会は既発表の問題形式を導入時期の再設定にあわせて見直す予定としており、出題形式・選択肢の数等は今後変更になる可能性があります。

導入延期の間、何を準備すればいい?

導入は延期されましたが、先取り学習が無駄になることはありません。6級・7級が対象とするのは小学校英語と英検5級につながる基礎そのもので、どんな設計になっても土台は変わらないためです。公開されたサンプルから判断する限り、問われる語彙の中心は「身の回りの基本語」です。bag、cap、singer、aquarium、shark、ice cream、breakfast、piano lesson……といった日常名詞と、be / have / want / eat / go / like などの基本動詞です。

当サイトでは、公式例題と小学校英語の学習語彙をもとにした先行対策用の単語一覧を級別に公開しています。まずは英検7級の単語一覧・無料クイズで最も基礎的な語から始め、次のステップとして英検6級の単語一覧・無料クイズへ進むのがおすすめです。

仕上げには英検5級の頻出語彙を一通り読み・聞きできるようにするのが再現性の高い準備になります。5級の語彙は約600語で、6級・7級の出題範囲を内包する形になると想定されるためです。

  • イラストや音声と結びつけて覚える — 6級・7級の出題はイラスト連動が中心。日本語訳だけ覚えても点が伸びにくい設計です。
  • 短い英文を声に出して読む — 6級リーディングでは「数文のまとまった英文」が登場します。普段から音読しておくとスムーズです。
  • 会話の自然さに慣れる — 6級リスニングは「不自然な応答を消す」タイプの問題。挨拶・質問・誘いの定番パターンを意識的に増やしましょう。
  • パソコン・タブレットでの操作に慣れる — 延期前の発表ではPC・タブレットによる受験方式が予定されていました。方式は見直される可能性がありますが、画面上で選択肢を選ぶ操作に慣れておいて損はありません。

よくある質問

Q. 英検6級・7級はいつから始まりますか?

当初は2026年度第3回検定(2027年1月)が初回試験の予定でしたが、協会は2026年7月31日に導入延期を発表しました。新しい導入時期は未定で、次期学習指導要領に関する審議の動向などを踏まえて検討し、決まり次第、協会ウェブサイトとプレスリリースで案内されます(2026年8月時点)。

Q. なぜ導入延期になったのですか?

協会は、次期学習指導要領をめぐる国の審議(小学校段階を含む外国語教育の目標・内容の在り方)の動向を総合的に勘案し、審議の帰結に示される英語能力観を踏まえた級設計の見直しが不可欠と判断したためと説明しています。詳しくは「導入延期の内容と理由」をご覧ください。

Q. 何年生から受験できますか?

英検に年齢や学年の制限はありません。レベルの目安は、7級が小学校中学年(小3〜4)、6級が小学校高学年〜中学校入門期(小5〜6)です。なお導入は延期されており(2026年7月31日発表)、実施時期・受験方法は導入時期の再設定にあわせて改めて案内される予定です。

Q. 5級より簡単ですか?

はい。5級が「中学初級程度」であるのに対し、6級は「小学校高学年〜中学校入門期」、7級は「小学校中学年程度」が対象とされ、5級より基礎的な英語力を測る位置付けです。

Q. 英検Jr.との違いは何ですか?

英検Jr.(BRONZE / SILVER / GOLD)は到達度を%で示す合否判定のないテストですが、英検6級・7級は実用英語技能検定(英検 従来型)の一部として合否判定があります。出題内容も英検Jr.が音声中心なのに対し、6級・7級ではリーディングが含まれます。

Q. 紙で受験できますか?

延期前の発表(速報第2弾)では、コンピューターまたはタブレットを用いたオンライン受験を取り入れる予定とされていました。ただし協会は導入延期にあわせて既発表の問題形式を見直す予定としており、受験方式の詳細は今後の発表をご確認ください。

Q. 検定料はいくらですか?

速報第5弾(2026年4月3日)で6級1,500円・7級1,000円(税込)といったん決定しましたが、導入延期(2026年7月31日発表)に伴い、検定料は導入時期の再設定にあわせて見直される予定です。確定額は改めて協会から案内されます。

Q. 単語数(出題語彙)はどれくらいですか?

出題語彙数はまだ発表されておらず、英検協会は各級の公式単語一覧も公開していません。公開済みのサンプル問題では bag・breakfast・aquarium のような身の回りの基本語が中心で、英検5級(約600語)より基礎的な範囲になると見込まれます。当サイトでは公式例題・小学校英語の学習語彙などをもとに構成した英検7級の単語一覧英検6級の単語一覧を公開しています(一般的な必要語彙数の目安と当サイトの収録語数は異なります)。

Q. サンプル問題はどこで見られますか?

協会の速報第3弾・第4弾で、各級のリーディング・リスニングが1形式ずつ解答つきで公開されており、本記事の「公式が公開している出題形式の例」で紹介しています。完全なサンプルテストは2026年夏頃に公開予定とされていましたが、導入延期に伴い公開時期は未定です。既公開の問題形式も見直される予定があります。

英検6級・7級の単語から始めよう

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参考(公式情報)

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