えいたんごクイズ

知っている単語を、使い方まで分かる単語に

英単語のコアイメージとは?複数の意味をまとめて理解する学習法

get は「手に入れる」だけでなく、「着く」「〜になる」「理解する」にも使います。訳を一つずつ覚えると散らばって見える意味を、中心となるイメージと文の形から整理してみましょう。

日本語訳は入口。その先に使い方がある

日本語訳は、初めて出会う単語の意味をつかむ助けになります。ただし一つの訳だけで覚えると、get tired を「疲れたものを手に入れる」と誤解するかもしれません。前後の語や文型によって、自然な意味が変わります。

語彙の「広さ」は知っている単語の数。「深さ」は、同じ単語の意味の違い、自然な組み合わせ、場面に合った使い分けまで分かることです。コアイメージは、この深さを育てるための一つの手がかりになります。

コアイメージとは

ここでいうコアイメージは、関連する代表的な用法を、中心となる場面や関係にまとめた教育的なモデルです。物の移動を状態の変化になぞらえたり、空間の内側をある状況の中にいることになぞらえたりして、意味のつながりを考えます。

これは、語の歴史をそのまま示す説明でも、すべての用法を導く公式でもありません。複数の意味には関連があることも、別の系統として学ぶ方がよいこともあります。イメージに合わない用法を無理につなげないことが大切です。

get・take・on を図で見てみよう

get:変化の結果として、手元・場所・状態に至る

get は「それまでと違う結果に至る」という見方で、入手・到着・状態変化などの代表的な用法を整理できます。

get の3用法:券が手元に来る、家に到着する、疲れた状態になる。それぞれ別の例。
入手・到着・状態変化を並べた図です。3つの出来事が順番に起こるという意味ではありません。

I got a ticket for the concert.

コンサートのチケットを手に入れました。

get の意味の広がり・例文を見る →

take:自分から取る・選んで取り入れる

take は、自分の側から対象を取ったり、手段として選んだりするイメージが出発点になります。

手を伸ばしてカードを取る場面と、バスを移動手段として選ぶ場面。
物を取る動作を出発点に、手段を選んで使う用法を並べています。

Please take a card from the box.

箱からカードを1枚取ってください。

take の意味の広がり・例文を見る →

on:面に接している・接点がある

on は、対象が面に接しているイメージから始めると整理しやすい語です。「上」だけでなく壁などの縦の面にも使います。

机の面に接するカップと、縦の壁に接するポスター。
on は水平面だけでなく、縦の面との接触にも使えます。

The cup is on the table.

カップはテーブルの上にあります。

on の意味の広がり・例文を見る →

get a ticket では入手した結果、get home では到着した場所、get tired では変化後の状態に注目します。一方、on の位置の用法では「面との接触」が手がかりになります。縦の壁に貼られたポスターにも on を使えるので、「上」という訳だけでは捉えきれません。

一つのイメージで全部を説明しない

たとえば on Monday の on は曜日を示す用法です。曜日に物理的に触れていると考える必要はありません。give up などの句動詞も、それぞれの意味を確認して学びます。

また、同じ綴りでも別の語として扱う必要がある場合があります。lie の「横たわる」と「うそをつく」を、無理に同じイメージで結ばないようにします。辞書で語義や文型を確かめる習慣も大切です。

コアイメージを使った学習の進め方

  1. 図で関係を見る。何が動くのか、どこにあるのか、何が変わるのかを自分の言葉で説明します。
  2. 例文と対応させる。主語・目的語・後ろの形容詞や前置詞を確認し、図のどの部分に当たるか考えます。
  3. 似た語と比べる。get と take、in と on など、同じ日本語訳になりやすい語の違いを見ます。
  4. 説明できる範囲を確認する。別の用法や慣用表現を、図に合わせて無理に解釈しないようにします。
  5. 理解度チェックで確かめる。答えを開く前に理由を考え、分からなければ通常の意味・例文に戻ります。

知っている単語でも、文脈を変えると新しい発見があります。例文を読み直したり、単語帳に保存して復習したりして、理解を確かめましょう。

まずは身近な基本語から

基本動詞と前置詞・副詞の中から、気になる単語を選べます。各単語の既存ページで、コアイメージと従来の意味・例文を一緒に確認できます。

コアイメージで学べる英単語一覧へ →

あわせて読む

「英語を英語で理解する」がなぜ大切なのかでは、語彙を深く理解するための別の学習アプローチを紹介しています。

場所の in / on / at の使い分けも、実際の文で違いを確認する手がかりになります。

用法を確認する参考資料

Cambridge English Grammar Today: Get

British Council: Prepositions of place — in, on, at

本記事の図解やまとめは、用法を整理するための独自の学習モデルです。