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強調構文 It is ... that — 形式主語との見分け方

強調構文は、文の中で特に伝えたい要素をIt is / was と thatで挟む構文です。元の文を2つに分けるため「分裂文」とも呼ばれます。見た目の似た形式主語構文や関係代名詞節と区別し、どの情報へ焦点を当てているかを読み取りましょう。

この記事のポイント

  • 基本形はIt is / was + 強調部分 + that + 残り
  • It is / wasとthatを外し、強調部分を戻すと元の文を再構成できる
  • 形式主語構文との判別には、元の文・itの役割・文脈を合わせて確認する

強調構文の作り方 — 1つの文から焦点を選ぶ

元の文 Tom bought this book at the station yesterday. では、話し手が訂正・対比したい要素によって強調する場所を変えられます。

強調する要素強調構文伝わる焦点
主語It was Tom that bought this book at the station yesterday.買ったのはトムだ
目的語It was this book that Tom bought at the station yesterday.買ったのはこの本だ
場所It was at the station that Tom bought this book yesterday.買った場所は駅だ
It was yesterday that Tom bought this book at the station.買ったのは昨日だ

人を強調するときはthatの代わりにwhoも使えます。試験の基本的な書き換えでは、人・もの・時・場所のいずれにも使えるthatが安全です。強調部分の後ろには、元の文でその要素を除いた残りを置きます。

普通のIt is・形式主語構文との見分け方

例文構文判断
It was Lisa that solved the problem.強調構文Lisa solved the problem.へ戻せる
It is important that you read the instructions.形式主語that節が真の主語。That you read ... is important.
It is a book that changed my life.普通のIt is + 関係詞節a book that ... が名詞句で「それは〜な本だ」
It is raining.天候のitthat節も焦点もない

「It is / wasとthatを外して元の命題を作れるか」は有力な手掛かりですが、それだけで常に一意に決まるわけではありません。It was a doctor that I met.は文脈により「私が会ったのは医師だった」という強調にも、「それは私が会った医師だった」という説明にもなり得ます。itが何かを指すか、どこに対比の焦点があるかも確認します。

時・場所・理由とnot until型

It was in 2020 that the project began.
その計画が始まったのは2020年だった。

It was because the road was closed that we took another route.
別の道を通ったのは、道路が閉鎖されていたからだった。

It was not until midnight that I finished the report.
真夜中になって初めて、私は報告書を完成させた。

not until型は「〜まで…しなかった」から「〜して初めて…した」と捉えます。Not until midnight did I finish the report.という倒置への書き換えは英語の倒置で扱います。untilの基本はbyとuntilの違いも参照してください。

疑問文の強調構文

Was it Tom that sent the email?
メールを送ったのはトムでしたか。

Who was it that called you?
あなたに電話したのはいったい誰でしたか。

Where was it that you found the key?
その鍵を見つけたのはいったいどこでしたか。

疑問詞を強調すると、疑問詞 + be動詞 + it + that ... の順になります。Who did call you?(didを強く読む)のような強調のdoとは別の仕組みです。

動詞を強調したいとき — do / does / did

学校文法の基本的なIt is ... thatでは、主語・目的語・副詞要素を焦点にします。述語動詞そのものを強く肯定するときはdo / does / didを使います。

I do understand your concern.(本当に理解しています)

She did submit the form on time.(彼女は確かに期限内に提出した)

英検・入試での見分け方

  1. It is / wasとthatに挟まれた焦点候補を探す
  2. 焦点候補をthat節の空所へ戻し、元の完全な文を作る
  3. 形式主語ならthat節全体が主語に相当することを確かめる
  4. 文脈上「AではなくB」という対比があるか確認する

よくある間違い

❌ It was Tom that he broke the window. → ⭕ It was Tom that broke the window.
Tomを元の主語位置から取り出しているので、heを重ねません。

試験では避ける: It was at the station where I met her. → 基本形: It was at the station that I met her.
口語ではwhereも見られますが、高校英文法の強調構文ではthatを使うのが基本です。

❌ It was not until midnight when I finished it. → ⭕ It was not until midnight that I finished it.
not until型もthatで主節へつなぎます。

理解度チェック

  1. It is essential that everyone attend the meeting. は強調構文と形式主語構文のどちら?
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    答え: 形式主語構文 — that節全体が真の主語で、essentialはその内容への評価です。
  2. Tom met Lisa at the cafe. のat the cafeをthatを使って強調すると?
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    答え: It was at the cafe that Tom met Lisa. — 場所の副詞句をIt wasとthatで挟みます。
  3. It was not until the exam ended that she relaxed. の意味は?
    答えを見る
    答え: 試験が終わって初めて彼女はほっとした。— not untilを「〜して初めて」と捉えます。

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