品詞問題の解き方 — TOEIC Part 5・英検の接尾辞攻略
品詞問題では、significance・significant・significantlyのような同じ語源の選択肢から、文に合う形を選びます。接尾辞は強力な手がかりですが、最初に見るべきなのは空所の位置と前後の文構造です。必要な品詞を決めてから語尾を照合すると、意味を一語ずつ訳さなくても安定して解けます。
この記事のポイント
- 先に空所の位置から必要な品詞を決め、次に接尾辞で選択肢を絞る
- 名詞・動詞・形容詞・副詞の頻出接尾辞を語族で覚える
- -ly形容詞、分詞、同形多品詞、複合名詞などの例外を最後に確認する
品詞問題とは — 同じ語族から文に合う形を選ぶ
The new system will ensure operational ( ).
① successful ② successfully ③ success ④ succeed
形容詞operationalの後ろで、他動詞ensureの目的語になる名詞が必要なので、正解は③ successです。このようにTOEIC Part 5では、同じ語族の品詞や語形を変えた選択肢がよく並びます。名詞・形容詞などの基本的な役割が曖昧なら、先に英語の品詞の基本を確認してください。
解き方の3手順 — 位置、接尾辞、意味の順で見る
- 空所の前後を見て、必要な品詞を決める
冠詞・所有格・動詞・名詞など、空所の外側にある確定した語を手がかりにします。 - 選択肢の接尾辞で品詞を仕分ける
-tionなら名詞、-ousなら形容詞、-lyなら多くは副詞、という目印で候補を絞ります。 - 例外・語形・意味を確認する
単数・複数、能動・受動、同形多品詞、語尾の例外を確認し、文全体の意味が通るものを選びます。
空所の位置から必要な品詞を決める
| 空所の位置 | 有力な品詞 | 例 |
|---|---|---|
| 冠詞・所有格 + ___ + 名詞 | 形容詞 | an effective strategy |
| 主語 + be / become + ___ | 形容詞・名詞 | The plan became practical. |
| 他動詞 + ___ | 目的語になる名詞 | We need approval. |
| 助動詞 + ___ / to + ___ | 動詞の原形 | can simplify / to decide |
| 文の主要要素が完成済み | 副詞 | Sales increased significantly. |
位置は「有力な候補」を示すだけです。be動詞の後ろには名詞も置け、toが前置詞なら後ろは名詞・動名詞になります。また、動詞の後ろは目的語の名詞か、動詞を修飾する副詞かを文型から判断します。
品詞を見抜く接尾辞一覧
| 品詞 | 頻出接尾辞 | 例 |
|---|---|---|
| 名詞 | -tion / -sion, -ment, -ness, -ity, -ance / -ence | decision, development, kindness, ability, performance |
| 動詞 | -ize / -ise, -ify, -en, -ate | organize, simplify, strengthen, activate |
| 形容詞 | -ous, -ful, -less, -able / -ible, -ive, -al, -ic | various, useful, effective, practical |
| 副詞 | -ly | carefully, effectively, significantly |
語尾は絶対的な規則ではなく、初見語の品詞を推測する目印です。decide → decision → decisive → decisivelyのように、語族を横並びで覚えると選択肢を素早く分類できます。
接尾辞だけでは解けない5つの引っかけ
1. -lyで終わる形容詞
friendly・lovely・lively・costly・likelyは形容詞です。daily・earlyのように形容詞と副詞の両方で使う語もあります。hard / hardlyのように意味自体が変わる組はhardとhardlyの違いで確認できます。
2. -ing・-ed形が形容詞の位置に入る
an exciting proposal、the invited guestsのように、現在分詞・過去分詞が名詞を修飾します。能動・受動の見分けは現在分詞と過去分詞を参照してください。
3. 同じ形で複数の品詞になる
increase・access・demand・respectなどは、文中の位置によって名詞にも動詞にもなります。接尾辞がないからこそ、空所の位置と文型が決め手です。
4. 冠詞と名詞の間に「副詞 + 形容詞」が入る
a remarkably successful projectでは、名詞projectを形容詞successfulが修飾し、その形容詞を副詞remarkablyが修飾します。「冠詞と名詞の間は必ず形容詞」と決めず、空所の直後も確認します。
5. 名詞が別の名詞を修飾する
an application form、safety regulationsのような複合名詞では、前の名詞が形容詞のように後ろの名詞を説明します。また、approval・arrival・proposal・refusalは-alで終わりますが名詞で、representative・alternativeは-iveで終わっていても名詞として使われることがあります。
TOEIC・英検での判断順
- 構造だけで決まる問題: まず空所の前後だけを見て、5〜10秒で品詞を確定する
- 語形まで問う問題: 名詞なら単数・複数、動詞なら時制・態・主語との一致も確認する
- 意味が必要な問題: 同じ品詞が複数残ったときだけ全文を読み、語法・文脈で決める
接尾辞を先に眺めると、-alや-lyの例外に引っ張られます。必ず「文が何を欠いているか」を先に判断するのが時短と正確さの両方につながります。
理解度チェック
- The company announced a (significant / significantly / significance) increase in sales.
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答え: significant — increaseはここでは名詞で、その程度を表す修飾語が必要です。副詞significantlyは名詞を修飾できず、significance increaseという複合名詞も成立しないため、形容詞を選びます。 - She is a very (friend / friendly / friendliness) person.
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答え: friendly — personを修飾する形容詞です。-lyで終わりますが副詞ではありません。 - The new security system operates (efficient / efficiency / efficiently).
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答え: efficiently — 主語と動詞で文の骨格が完成しており、operatesを修飾する副詞を選びます。
関連ページ
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- 現在分詞と過去分詞 — -ing・-ed形の形容詞用法
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