antisense
mRNAに相補的で発現を抑える
解説
分子生物学で、標的となるmRNAに相補的な塩基配列をもち、その働きを妨げて遺伝子発現を抑える性質や方法を表す語。RNA、DNA、薬剤、技術などを修飾して使われ、治療や研究で重要な概念である。
覚え方のコツ
まず anti- を見たら「反対・打ち消す」を思い出すと入りやすい語です。sense はここでは日常語の「感覚」より、生物でいう『意味をもつ側=sense strand』の連想で覚えると混乱しにくいです。つまり antisense は「sense の反対側から働いて邪魔するもの」。antisense RNA, antisense oligonucleotide, antisense therapy のように、標的mRNAにくっついて発現を止める場面でよく出ます。nonsense と違って「無意味」ではなく、相補的に結合して抑える点が核心です。
例文
Antisense RNA therapy is a promising new treatment approach.
アンチセンスRNA療法は有望な新しい治療法である。
Researchers designed an antisense molecule to block the faulty gene.
研究者たちは異常な遺伝子の働きを妨げるアンチセンス分子を設計した。
Antisense drugs can reduce the production of harmful proteins.
アンチセンス薬は有害なたんぱく質の産生を減らせることがある。
antisense の類義語・関連語
antisense の語源・成り立ち
antisense は anti-「反対の」(ギリシャ語)+ sense から成る現代科学語。sense はラテン語 sensus「感覚・意味」に由来し、遺伝学では「意味を持つ配列」に対する逆向きの鎖を指すので antisense になる。関連語に sensible, sensory がある。
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