will と be going to の違い — 未来表現の使い分け
will と be going to は、どちらも日本語にすると「〜するつもり」「〜するだろう」と訳せる 未来形 の代表選手ですが、伝わるニュアンスが違います。1文で言うと、will = いま決めた / 話し手の予測、be going to = 前から決まっていた予定 / 目の前の兆候からの予測。たとえば電話が鳴ったときの「私が出るよ」は I will get it.(その場で決めた)、来週の旅行は I'm going to visit Kyoto next week.(前から決まっている)です。この記事では、中学〜高校初級向けに、例文・対応表・よくある間違い・英検出題パターンまで整理します。
この記事のポイント
- will = いま決めた意志 / 話し手の予測 / 申し出 / 依頼
- be going to = 前から決まっていた予定 / 目の前の兆候からの予測
- 形は will + 動詞の原形 / am・is・are + going to + 動詞の原形
- be 動詞を落とす・to の後を ing 形にする間違いに注意
- 英検4級〜3級リーディングでよく問われる。「もう決まっている予定なら be going to」がよく出るパターン
結論:1文で言うと
will は 「いま、その場で決めた」 未来、または 「話し手がそう思う」 予測。
be going to は 「前から決まっていた」 予定、または 「目の前の兆候から」 の予測。
どちらも文法的に間違いではない場面も多いのですが、ネイティブの感覚に近づけるなら 「決めたタイミング」 と 「予測の根拠」 の2つで見分けると安定します。
will の意味と使い方
形は will + 動詞の原形。主語が he / she / it でも形は変わりません。意味は大きく その場の判断・申し出、話し手の予測、依頼 (Will you 〜?) の3パターン。否定形は will not / won't。
The phone is ringing. — I will get it. — 電話だ。— 私が出るよ。[その場の判断]
OK, I will help you. — わかった、手伝うよ。[申し出]
It will rain tomorrow. — 明日は雨が降るだろう。[話し手の予測]
She will win the game, I think. — 彼女は試合に勝つと思う。[予測]
Will you open the window? — 窓を開けてくれますか?[依頼]
I won't tell anyone. — 誰にも言わないよ。[意志の否定]
💡 「今、口にしたタイミングで決まった」未来 — これが will の典型。会話で相手の発言を受けて出る I'll ... は、その場の判断であることが多いです (約束・強い意志・予測にも使われる点は別途要注意)。
be going to の意味と使い方
形は am / is / are + going to + 動詞の原形。主語に合わせて be 動詞を変えます。意味は大きく 前から決まっていた予定・計画 と 目の前の兆候からの予測 の2パターン。否定形は is not / are not / am not going to、短縮は I'm not going to / isn't going to / aren't going to。
I am going to visit Kyoto next week. — 来週、京都に行く予定だ。[前から決まっていた予定]
She is going to study abroad next year. — 彼女は来年、留学する予定だ。[計画]
We are going to move to Osaka in April. — 4月に大阪へ引っ越す予定だ。[決まった予定]
Look at the clouds. It is going to rain. — 雲を見て。雨になりそうだ。[兆候からの予測]
Watch out! You are going to fall! — あぶない! 倒れるよ![目の前の兆候]
I am not going to buy a new phone this year. — 今年は新しい携帯を買うつもりはない。[計画の否定]
💡 会話前からすでに頭の中で予定が決まっている なら be going to。Look at 〜 / Watch out! のように 目の前の状況を根拠 にした予測も be going to が自然です。
使い分けの判断基準
判断に迷ったら、次の表で 状況がどちらに近いか をチェックしてみてください。
| 状況 | 自然な表現 | 例 |
|---|---|---|
| 前から決まっていた予定 | be going to | I'm going to visit Kyoto next week. |
| いま、その場で決めた | will | OK, I will help you. |
| 話し手の一般的な予測 (その場で見えている兆候を強調しない) | will | It will rain tomorrow, I think. |
| 目の前の兆候を根拠にした予測 | be going to | Look at the clouds. It's going to rain. |
| 申し出・約束 | will | I'll call you tonight. |
| 依頼 (〜してくれますか) | Will you 〜? | Will you help me? |
会話の 直前のやり取り がカギになることも多いです。相手の発言を受けて 「じゃあ私が〜するよ」 と返すなら will、「もう予定が入っていて」 と返すなら be going to が自然です。
よくある間違い
⭕ = 自然 / △ = 文法的には正しいが文脈次第で不自然 / ❌ = 文法的に誤り
△ I will visit Kyoto next week. (もう航空券も買って予定が固まっている場合)
⭕ I'm going to visit Kyoto next week. — 文法的に誤りではありませんが、すでに予定が固まっている ニュアンスを伝えたい場面では be going to のほうが自然。will だと「いま決めた」響きが残ります。
△ Look at the clouds. It will rain.
⭕ Look at the clouds. It's going to rain. — will でも文として成立しますが、目の前の兆候 を見ている場面では be going to のほうが自然。will は「(なんとなく) 雨だろうな」という頭の中の予測寄りです。
❌ He going to study tonight.
⭕ He is going to study tonight. — be 動詞を落とさない。am / is / are を主語に合わせて入れます。
❌ I am going to leaving at 5.
⭕ I am going to leave at 5. — to のあとは 動詞の原形。ing 形にしないこと。
❌ She wills come tomorrow.
⭕ She will come tomorrow. — will は助動詞なので、主語が3人称単数でも -s は付かない。
❌ will と be going to は完全に交換できる (と思い込む)
交換できる場面も多いですが、「決めたタイミング」「予測の根拠」が違うため、文脈によっては不自然になります。試験問題では「前から決まっていた」「目の前の」などのキーワードがヒントになることが多いです。
練習問題
問1. 次の対話の空所に最も自然なものを選びなさい。
A: The doorbell is ringing.
B: I ( ) get it.
① will ② am going to ③ get ④ getting
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答え: ①。チャイムが鳴ってから その場で「私が出る」と決めた 場面なので will が自然。be going to は「前から決まっていた予定」のニュアンスになり不自然です。
問2. 次の空所に最も自然なものを選びなさい。
Look at the black clouds! It ( ) rain soon.
① will ② is going to ③ rains ④ rain
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答え: ②。Look at 〜 で 目の前の兆候(黒い雲) を根拠にした予測なので be going to。「(なんとなく) 雨だろうな」という頭の中の予測なら will でも可ですが、ここでは ② が最も自然です。
問3. 日本語に合うように、( ) 内を並べかえなさい。
「彼女は来週、京都を訪れる予定です。」
She ( going / visit / to / is ) Kyoto next week.
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答え: She is going to visit Kyoto next week. 主語 She に合わせて be 動詞は is、形は is + going to + 動詞の原形。to のあとは visits ではなく visit(原形) であることを忘れずに。
手応えを試したい人は 語彙力診断 で自分のレベル帯をチェックしてみてください。
英検・試験での出題パターン
- 英検4級: be going to の 形を完成させる 空所補充が頻出。
例: I ( ) going to play tennis tomorrow. ① am ② is ③ are → 答え: ① (主語が I なので am) - 英検4級〜3級: will と be going to のニュアンス選択。会話文の流れから「いま決めた」か「前から決まっていた」かを読み取る問題。
例: A: The phone is ringing. B: I ( ) get it. ① will ② am going to ③ get → 答え: ① (その場の判断は will) - 英検3級: 兆候の予測パターン。Look at 〜 / Watch out 〜 が出てきたら be going to を選ぶ流れがよく見られます。えいたんごクイズの語彙力診断でも、この違いが問われるのは 3級〜準2級 あたりのレベル帯。
- 高校初級・英検準2級相当: 読解で 計画と予測のニュアンス理解 が役立つ場面が増えます。be going to + 動詞の原形 の語順感覚もあわせて押さえておくと安全です。
すきま時間に えいたんごクイズの学習モード で、will / be going to と一緒によく使う動詞 (visit / rain / leave / arrive など) を例文の中で文法ごと覚えておくと、英検の語彙・並べ替え問題で効きます。
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