英語の進行形 — 現在進行形と過去進行形の使い方
進行形は 「ある時点でちょうど進行中の動作」 を表す形です。基本3時制 の現在形が「いつもの状態」を表すのに対し、進行形は「いまこの瞬間」「そのとき」というピンポイントの動きを切り取って描きます。形は be 動詞 + 動詞の -ing 形 でシンプルですが、進行形にできない動詞 や 現在形との使い分け でつまずきやすいので順番に整理します。
この記事のポイント
- 進行形は be + V-ing。be 動詞は主語と時制で形が変わる(am/is/are/was/were)
- 現在進行形は「いま〜している」、過去進行形は「そのとき〜していた」
- 状態動詞(know, like, want など) は通常 進行形にしない
- 「習慣・事実」を表すなら現在形、「いまこの瞬間」を強調するなら現在進行形
進行形の基本構造 — be + V-ing
進行形は be 動詞 + 動詞の -ing 形 (現在分詞) で作ります。be 動詞のほうが主語と時制を担当し、-ing が「動作の進行中」というイメージを担当する役割分担です。
| 主語 | 現在進行形 | 過去進行形 |
|---|---|---|
| I | am working | was working |
| he / she / it / 単数 | is working | was working |
| you / we / they / 複数 | are working | were working |
-ing の付け方ルール
- 原則は 原形 + ing: work → working, play → playing
- e で終わる動詞は e を消して ing: make → making, write → writing, live → living
- run / stop / swim のように、1音節の短い語で最後が「短母音 + 子音」のときは、子音を重ねて ing を付けます: run → running, stop → stopping, swim → swimming。(visit, open のように2音節以上で最後にアクセントが無い語は重ねません: visiting, opening)
- ie で終わる動詞は ie を y に変えて ing: lie → lying, die → dying
現在進行形 — 「いま〜している」
話している瞬間にちょうどやっている動作を表す形です。形は am / is / are + V-ing。now / right now / at the moment のような語と一緒に使われることが多いです。
I am studying English now. — 私はいま英語を勉強している。
She is reading a book. — 彼女は本を読んでいる。
They are playing tennis at the moment. — 彼らはいまちょうどテニスをしている。
現在進行形には「近い未来の予定」を表す使い方もあります。I am meeting John tomorrow.(明日ジョンに会う予定だ) のように、すでに決まっている近い未来の約束に使えます。これは be going to にかなり近いニュアンスです。
💡 見分け方: now / right now / at the moment / at present が文中・文末にあれば現在進行形を選ぶのが自然。
過去進行形 — 「そのとき〜していた」
過去のある時点でちょうど進行中だった動作を表す形です。形は was / were + V-ing。at 8:00 yesterday / when ... / while ... のような「過去の時点」を示す表現と組み合わせます。
I was working at 9 p.m. last night. — 私は昨夜9時に働いていた。
She was walking when I called her. — 私が電話したとき、彼女は歩いていた。
We were eating dinner while it was raining. — 雨が降っているあいだ、私たちは夕食を食べていた。
過去進行形は 「過去のある時点で進行中の動作」を、「同じ時点で起きた一回限りの出来事」と組み合わせて 描くのに向いています。例えば「I was studying when she arrived.」(彼女が来たとき、私は勉強していた) のように、進行形が背景・過去形が前景の出来事、というイメージです。
💡 見分け方: 「過去のあの時点で、ちょうど何が起きていたか」を伝えたいなら過去進行形。終わった出来事だけを淡々と述べたいなら過去形。
状態動詞は通常、進行形にしない
動詞には大きく分けて 動作動詞 (eat, run, study など) と 状態動詞 (know, like, want など) があり、状態動詞は進行形にしないのが原則です。「もう知っている」状態に「いま知っている最中」という時間軸が合わないからです。
代表的な状態動詞:
❌ I am knowing him. → ⭕ I know him.
❌ She is wanting a new bag. → ⭕ She wants a new bag.
例外として、have が「食べる・飲む」「(時間を)過ごす」のような動作の意味で使われるときは進行形にできます: We are having lunch.(私たちは昼食を食べている)。同様に think は「思考する」動作のときだけ進行形が可能です: I am thinking about it.(それを考えている最中)。
現在形と現在進行形の使い分け
両方とも「現在のこと」を表しますが、視点が違います。
現在形
習慣・事実・性質を表す。長期的にそうである状態。
I work in Tokyo. — (普段から) 東京で働いている。
She studies English every day. — 彼女は毎日英語を勉強する。
現在進行形
いまこの瞬間に進行中の動作。一時的な状況。
I am working from home today. — (今日だけ) 在宅勤務している。
She is studying English now. — 彼女はいま英語を勉強している。
判断のコツは 「期間」 です。長期的・継続的な状態は現在形、いまだけ・今週だけ・今日だけ、という一時的な状況なら現在進行形。
よくある間違い
❌ I working now. → ⭕ I am working now.
be 動詞の付け忘れ。進行形は 必ず be 動詞 + V-ing のセットで使います。
❌ He is runing. → ⭕ He is running.
run / swim / sit のような 1音節の短い語 で、最後が「短母音 + 子音」のときは 子音を重ねて ing。run → running, swim → swimming, sit → sitting も同じパターン。
❌ I am liking this song. → ⭕ I like this song.
like は状態動詞。「気に入っている」状態には進行形ではなく現在形を使います。love, want, know, hate なども同じ。
❌ She was study at 9 p.m. → ⭕ She was studying at 9 p.m.
過去進行形では was / were のあとに 必ず V-ing。原形のままは NG です。
❌ I am go to school every day. → ⭕ I go to school every day.
習慣を表すなら進行形ではなく現在形。every day という頻度の語があるのが目印。
英検・試験での出題パターン
- 英検5級〜4級: be 動詞 + V-ing の形と、-ing の付け方の例外が 空所補充・並べ替え で頻出。
例: She ( ) tennis now. ① play ② plays ③ is playing → 答え: ③ (now があるので現在進行形) - 英検4級〜3級: 過去進行形と過去形の使い分け、when / while を含む文の 整序問題 で出る。
例: I ( ) TV when she came home. ① watch ② watched ③ was watching → 答え: ③ (came home の時点で進行中) - 英検3級〜準2級: 状態動詞は進行形にしないルールが 誤文訂正・空所補充 で出る。
例: I ( ) what you mean. ① know ② am knowing → 答え: ① (know は状態動詞)
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