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who / whom / whose の違い — 関係代名詞の格の使い分け

who / whom は 先行詞が「人」 のときに使う関係代名詞で、whose は 人・モノ・動物 の所有関係を表す関係代名詞です。3つは 文中での働き (格) が違います。1文で言うと、who = 主格 (〜が)、whom = 目的格 (〜を / 〜に)、whose = 所有格 (〜の)。たとえば「私を助けてくれた friend」は the friend who helped me、「私が会った teacher」は the teacher whom I met、「お父さんが医者の student」は the student whose father is a doctor。この記事では、高校・英検準2〜2級向けに、例文・対応表・現代英語での口語のゆれ・よくある間違い・練習問題まで整理します。

この記事のポイント

  • 先行詞: who / whom は人、whose は人・モノ・動物 いずれにも使える
  • who = 主格 / whom = 目的格 / whose = 所有格
  • 関係代名詞の 直後にくる形 を見ると格が分かる: who + 動詞 / whom + 主語 + 動詞 (多くの場合) / whose + 名詞
  • 現代の口語では目的格でも who を使うことが多く、whom は文章語・formal 寄り
  • 前置詞を前に出す「前置詞 + whom」(to whom / with whom) の語順では、who では置き換えられない

結論:1文で言うと

関係代名詞の 「格」 = 関係代名詞節の中で その語が主語・目的語・所有のどれにあたるか。3格の対応は次の表のとおりです。

格 関係代名詞 日本語 例
主格 who 〜が / 〜する (人) the boy who runs
目的格 whom 〜を / 〜に (人) the boy whom I know
所有格 whose 〜の (人/モノ/動物) the boy whose father is a doctor

判断に迷ったら、関係代名詞のすぐ後ろに 動詞がくるか・主語がくるか・名詞がくるか を見るのが一番速いコツです。

who の意味と使い方

who は 主格 の関係代名詞。先行詞 (説明される名詞) は 人。関係代名詞節の中で 主語の働き をするので、who の直後には 動詞 がきます。日本語にすると「〜する (人)」「〜が…する (人)」。

I have a friend who lives in Osaka. — 大阪に住んでいる友達がいる。

The teacher who teaches us English is kind. — 私たちに英語を教えてくれる先生は親切だ。

The doctor who helped me was very young. — 私を助けてくれた医者はとても若かった。

She is the student who won the contest. — 彼女がコンテストで優勝した生徒だ。

💡 who の直後に動詞がきたら主格、と覚えておくとカンタン。先行詞が 3単現 なら動詞も合わせて -s が付く点に注意 (a friend who lives ...)。

whom の意味と使い方

whom は 目的格 の関係代名詞。先行詞は 人。関係代名詞節の中で 動詞や前置詞の目的語 の働きをします。whom の直後には 「主語 + 動詞」 が続きます。日本語にすると「〜を / 〜に (する人)」。

The teacher whom I met yesterday is from Canada. — 昨日会った先生はカナダ出身だ。

The man whom we helped sent us a letter. — 私たちが助けた男性が手紙をくれた。

She is the friend with whom I studied in London. — 彼女はロンドンで一緒に勉強した友人です。[前置詞 + whom]

This is the doctor to whom I talked last week. — こちらが先週話した医者です。[前置詞 + whom]

whom はやや 文章語・formal な響きがあり、現代の日常会話では目的格でも who や省略形がよく使われます (詳しくは「目的格 who/whom の現代用法」の節)。ただし、前置詞 + whom(to whom / with whom / for whom) の語順では 必ず whom が必要で、who では置き換えられません。

💡 whom の直後に「主語 + 動詞」が続いたら目的格。前置詞 + whom はワンセットで丸ごと覚えておくと安全です。

whose の意味と使い方

whose は 所有格 の関係代名詞。日本語にすると「〜の」。who / whom と違って、先行詞は 人だけでなくモノや動物 にも使えます。whose の 後ろには名詞句(所有される対象) がきます。

I have a friend whose father is a doctor. — お父さんが医者の友達がいる。

The student whose sister won the contest is in my class. — お姉さんがコンテストで優勝した生徒は私のクラスにいる。

I met a woman whose brother I know. — お兄さんを私が知っている女性に会った。

That is the house whose roof is red. — あれは屋根が赤い家だ。[先行詞がモノ]

最後の例のように、whose は人以外 (モノや動物) にも使える のが who / whom との大きな違いです。「The house with a red roof」のように 前置詞句 で言い換えることもできますが、whose を使うとひとつの関係代名詞節でまとめられます。

💡 関係代名詞 whose は whose father / whose older brother のように名詞句を作ります。形容詞が間に入ることもあります。whose the father / whose his father のように冠詞や所有格を重ねません。

使い分けの判断基準

迷ったら、次の4つの軸でチェックしてみてください。関係代名詞のすぐ後ろにくる語 がいちばん速い見分けポイントです。

軸 who whom whose
格 主格 目的格 所有格
節の中の働き 主語 動詞・前置詞の目的語 名詞を修飾 (〜の)
直後にくる語 動詞 主語 + 動詞 名詞句 (whose older brother など。冠詞・所有格を重ねない)
先行詞 人 人 人 / モノ / 動物
フォーマル度 中立 (口語・文章どちらも) 文章語・formal 寄り 中立 (やや書き言葉寄り)

後ろに続く名詞句と節の中での働きを確認しましょう。直後の1語だけでなく、節全体の構造を見ることが大切です。

目的格 who / whom の現代用法

実は現代の英語では、目的格でも who を使うこと が増えています。文法書では「目的格は whom」と教えますが、日常会話やニュース記事では who のほうが自然に響くことも多いです。

① 口語・カジュアル: who で OK

⭕ The teacher who I met yesterday is from Canada. — 日常会話・現代英語ではこれが自然。

② 関係代名詞の省略

⭕ The teacher I met yesterday is from Canada. — 目的格は省略可。会話では最もよく聞く形。

③ 文章語・formal: whom

⭕ The teacher whom I met yesterday is from Canada. — 文章・試験ではこの形が「教科書的に正しい」。

④ 前置詞 + 関係代名詞: whom 必須

⭕ the friend with whom I studied / ⭕ the friend who I studied with — 前置詞が前に出る形では whom、後ろに残る形では who も可。

目的格には whom のほか、日常的な文では who や省略も使えます。whom だけを常に正解にせず、前置詞を前に出した構造かどうかも確認しましょう。

よくある間違い

⭕ = 自然 / △ = 文法的には正しいが文脈次第で不自然 / ❌ = 文法的に誤り

❌ the friend to who I talked → ⭕ the friend to whom I talked

前置詞の直後では who は不可。to whom / with whom / for whom はワンセットで覚えましょう。口語的に言い換えるなら the friend who I talked to(前置詞を後ろに残す) は可。

❌ the student whose the father is a doctor → ⭕ the student whose father is a doctor

whose の直後に 冠詞 the / a は付けない。所有格そのものが「〜の」を表すので、my father / his father などとは並べないのと同じ感覚です。

❌ the friend whose lives in Osaka → ⭕ the friend who lives in Osaka

whose は 名詞句を作ります。whose older brother のような形もあるので、直後の1語ではなく節全体で判断しましょう。

❌ The man whom helped me is kind. → ⭕ The man who helped me is kind.

whom を 主格に使うのは誤り。直後に動詞 (helped) がきているので主格 who が正解。「whom = 上品で正しそう」という勘違いで主格にも whom を使う(過剰修正)パターンに注意。

❌ the house who has a red roof → ⭕ the house which has a red roof / the house whose roof is red

who は 人にしか使えない ので、先行詞がモノ (house) のときに who を使うのは 文法誤り。先行詞がモノなら which / that、所有関係を表したいなら whose を使います (人以外の先行詞での which / that の細かい使い分けは that と which の違い で別途整理しています)。whose は人以外でも使える のがコツ。

△ 「これは whose を使っていいの?」と先行詞が人以外で躊躇する

⭕ a book whose cover is blue / ⭕ a city whose population is growing — whose は人・モノ・動物すべてに使える 万能の所有格です。表紙が青い本、人口が増えている都市、のように「先行詞 + 〜の …」を1つの関係代名詞節で言いたいときに便利。

練習問題

問1. 次の空所に最も適切なものを選びなさい。

I have a friend ( ) lives in Osaka.

① who ② whom ③ whose ④ which

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答え: ①。空所の直後に 動詞 lives がきているので主格。先行詞が「人」(a friend) なので who が正解。which は先行詞がモノ・動物のときに使います。

問2. 次の空所に最も適切なものを選びなさい。

She is the student ( ) father is a famous doctor.

① who ② whom ③ whose ④ which

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答え: ③。空所の直後に 名詞 father がきているので所有格 whose。「お父さんが…の生徒」と「〜の」が読み取れたら whose で確定です。

問3. 次の空所に最も適切なものを選びなさい。(formal style)

This is the teacher to ( ) I talked yesterday.

① who ② whom ③ whose ④ which

答えと解説を見る

答え: ②。前置詞 to の直後 なので whom が必要。who は前置詞の直後に置けません。口語で言うなら the teacher who I talked to yesterday(前置詞を後ろに残す) でも可ですが、ここでは to が前にあるので whom が正解です。

手応えを試したい人は 語彙力診断 で自分のレベル帯をチェックしてみてください。

復習のポイント

  • 関係詞の後ろの形だけでなく、節の中で不足する主語・目的語・所有関係を確認する。
  • 目的格whoは会話で使えるが、改まった前置詞+関係詞の形ではwhomを使う。

本記事の問題は学習用の独自問題です。特定の試験の出題頻度や級別範囲を示すものではありません。語彙力診断は英単語の知識の目安を調べるもので、この文法項目を直接採点するものではありません。

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